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ComfyUIでLoRAを使う方法:追加学習モデルの入れ方

2026年8月17日9 分で読める

ComfyUIでLoRAを使う方法:追加学習モデルの入れ方

ComfyUIでLoRAを使う方法:追加学習モデルの入れ方

「ComfyUI で LoRA を使いたいけれど、どこにファイルを置いて、どのノードに繋げばいいのか分からない」——本記事はその疑問にまっすぐ答えます。結論から言うと、LoRA の導入は ①models/loras にファイルを置く → ②Load LoRA ノードを追加して繋ぐ → ③strength(強度)を調整する の 3 ステップで完了します。特定のキャラクターや画風を、ベースモデルを変えずに"上乗せ"できるのが LoRA の魅力です。

この記事では、LoRA とは何かという基礎から、ComfyUI での正しい導入場所、Load LoRA ノードの具体的な繋ぎ方、強度調整のコツまでを順番に解説します。あわせて、ローカル環境構築の手間を省きたい人向けに、ブラウザ完結の代替手段も中立に紹介します。

結論:LoRA導入は3ステップで終わる

先に全体像をまとめます。ComfyUI で配布されている LoRA を使うだけなら、必要なのは次の 3 つだけです。

  1. ファイルを置く:ダウンロードした .safetensors を ComfyUI の models/loras フォルダに入れる。
  2. ノードを繋ぐ:Load LoRA(Load LoRA)ノードを追加し、ベースモデルの MODEL と CLIP を経由させる。
  3. 強度を決める:strength_model と strength_clip を 0.6〜0.8 あたりから調整する。

自分で LoRA を作る(追加学習する)場合はこの前段に学習作業が入りますが、まずは「使う」を完全に押さえるのが上達の近道です。以下でひとつずつ見ていきます。

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LoRAとは?ベースモデルに"追加学習"を上乗せする仕組み

LoRA(Low-Rank Adaptation)は、大きなベースモデル(FLUX や SDXL など)を丸ごと作り直すのではなく、差分だけを小さなファイルに切り出した追加学習モデルです。数 GB あるベースモデルに対して、LoRA は数十〜数百 MB と軽量。この 1 枚を"上乗せ"するだけで、特定のキャラクター・衣装・画風・ポーズなどをモデルに覚えさせられます。

たとえば「あるアニメ風の塗り」を再現したいとき、その画風を学習した LoRA を読み込めば、プロンプトにトリガーワードを添えるだけで作風が寄っていきます。ベースモデルはそのまま使い回せるので、LoRA を差し替えるだけで表現の幅を広げられるのが大きな利点です。ComfyUI の基礎そのものが不安な人は、先に ComfyUIとは?初心者向けガイド を読んでおくと以降がスムーズです。

LoRAはどこで手に入れる?入手先とトリガーワードの落とし穴

「導入場所は分かったが、そもそも LoRA ファイルはどこで手に入るのか」——ここでつまずく人は多いので、先に押さえておきます。配布サイトの代表格は次の2つです。

  • Civitai:LoRA 配布の中心的なコミュニティサイト。対応ベースモデル・サンプル画像・トリガーワードの例まで、モデルごとのページに載っていることが多い。
  • Hugging Face:モデルハブ。公式寄り・研究由来の LoRA が見つかりやすい。

ダウンロード前に、配布ページで次の2点を必ず確認してください。

  1. 対応ベースモデル:LoRA は学習元のベースモデル系統(SDXL 系 / FLUX 系など)に合わせて作られています。系統が違うと効かない、または絵が破綻します。
  2. トリガーワード:多くの LoRA は、プロンプトに特定の単語(トリガーワード)を入れて初めて特徴が発動します。「strength を上げても変化が薄い」と感じたときの原因の多くはこれです。配布ページのサンプルプロンプト欄に書かれていることが多いので、導入前に控えておきましょう。

商用利用の予定がある場合は、配布ページのライセンス欄(Civitaiなら「Commercial Use」)をモデルごとに確認してください。ComfyUI 全体の商用利用の考え方は ComfyUIの安全性と商用利用 にまとめています。

ステップ1:LoRAファイルの導入場所(どこに入れる?)

まず、ダウンロードした LoRA ファイル(拡張子は基本 .safetensors)を正しい場所に置きます。ComfyUI 本体のフォルダ構成のうち、LoRA の定位置は次のとおりです。

ComfyUI/
  models/
    checkpoints/   ← ベースモデル(FLUX, SDXLなど)
    loras/         ← ★ここにLoRAを入れる
    vae/
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models/loras フォルダに .safetensors を放り込むだけで導入は完了です。置いたあとは ComfyUI を再起動するか、メニューから Refresh すると、次のステップで使う Load LoRA ノードのプルダウンにファイルが現れます。

ファイル名は、日本語やスペース・特殊記号を避けて半角英数字にしておくと、読み込みトラブルを防げます。複数の LoRA を管理するなら、loras フォルダ内にサブフォルダを作って分類しても認識されます。

ステップ2:Load LoRAノードの繋ぎ方

導入したら、ワークフロー上で Load LoRA ノードを配線します。基本の考え方は「ベースモデルの MODEL と CLIP を、LoRA ノードに通してから先へ流す」です。

  1. キャンバスをダブルクリック(または右クリック → Add Node)して Load LoRA を追加します。
  2. Load Checkpoint ノードの出力 MODEL を、Load LoRA の入力 model へ繋ぎます。
  3. 同じく CLIP を Load LoRA の入力 clip へ繋ぎます。
  4. Load LoRA の出力 MODEL / CLIP を、その先の KSampler や CLIP Text Encode へ繋ぎ直します。

つまり、これまで Load Checkpoint から直接 KSampler へ流していた線の"間"に、Load LoRA を割り込ませるイメージです。Load LoRA の lora_name プルダウンから、ステップ1で入れたファイルを選べば読み込み完了。複数の LoRA を重ねたいときは、Load LoRA ノードを直列に数珠つなぎにします(前段の出力を次段の入力へ)。

ノードの繋ぎ方そのものに慣れていない場合は、ComfyUIの基本ワークフロー構築ガイド で Load Checkpoint → KSampler → VAE Decode の土台を先に押さえておくと、割り込ませる位置が一目で分かります。

ステップ3:強度(strength)の調整で作風をコントロール

Load LoRA ノードには、strength_model と strength_clip という 2 つの強度パラメータがあります。ここが仕上がりを左右する肝です。

  • strength_model:絵柄・構図・タッチへの効き具合。上げるほど LoRA の特徴が濃く出ます。
  • strength_clip:プロンプト解釈(テキスト側)への効き具合。トリガーワードの通り方に影響します。

目安は 両方とも 0.6〜0.8。まず 0.7 前後から始め、狙いより特徴が弱ければ上げ、破綻したり色が濁ったりしたら下げます。1.0 を超える値も設定できますが、過学習気味に崩れやすいので慎重に。逆に 0.3 前後まで下げると、"ほんのり効かせる"繊細な調整になります。0.1 刻みで試すのが実用的です。

キャラの一貫性を保ちたい用途では、LoRA と併せて構図・シード固定などの工夫も効きます。詳しくは AIで一貫したキャラクターを作る方法 にまとめています。

LoRAは自分で作れる?(作り方の概要)

配布 LoRA を使うだけでなく、自作(作り方) も可能です。おおまかな流れは次のとおりです。

  1. 学習用画像を集める:キャラや画風なら 10〜30 枚程度。構図や背景に変化をつけると汎用性が上がります。
  2. キャプションを付ける:各画像に説明タグを付与します。
  3. 学習ツールで追加学習する:kohya_ss などのツールで、ベースモデルに対してファインチューニングを回します。
  4. できた .safetensors を models/loras へ:あとは「使う」手順と同じです。

ただし LoRA の学習は GPU メモリを多く消費し、時間もかかる 作業です。VRAM が潤沢な環境が前提になり、パラメータの試行錯誤も必要。まずは配布 LoRA の"使い方"を完全に手に馴染ませてから、自作に進むのが挫折しにくい順序です。

ローカルComfyUIの手間 → ブラウザで済ませる選択肢

ここまでが ComfyUI(OSS)で LoRA を使う正攻法です。ただ、ローカルの ComfyUI は 環境構築・GPU の用意・依存関係やモデル管理・アップデート対応 といった手間が常について回ります。「LoRA の配線や強度調整より、その前段の環境づくりで消耗した」という声は少なくありません。

そこで選択肢になるのが、ComfyUI を自分で構築せずブラウザだけで画像生成を使えるサービスです。ComfyStudio はその一つで、インストール不要・GPU 不要・登録するだけで 100 クレジット無料(カード不要)。料金は分かりやすく 1 クレジット = 1 円 で、標準の文章→画像生成は 4 クレジット(約 4 円) から。FLUX.2[dev]・Seedream・Nano Banana など複数モデルをブラウザで選んで使えます。商用利用も可能(SFW 特化)です。

下表に、ローカル ComfyUI + LoRA と、ブラウザ完結型を中立に並べます(2026 年時点の一般的な整理)。

観点ローカルComfyUI + LoRAブラウザ完結(ComfyStudio)
環境構築必要(Python/依存関係/GPU)不要(登録して即開始)
GPU自前で用意(VRAMが重要)不要(クラウド側で処理)
LoRAの自由度非常に高い(任意のLoRAを配置)サービスが用意した範囲
費用感GPU初期投資+電気代1クレジット=1円の従量(標準画像4cr〜)
無料で試す自分で構築すれば無料登録で100cr無料・カード不要
向く人細部まで作り込みたい上級者手早く生成したい・まず試したい人

どちらが優れているという話ではなく、「LoRA を含めて細部まで自分で組みたい」ならローカル ComfyUI、「環境構築を飛ばして手早く作りたい・まず試したい」ならブラウザ完結 という使い分けです。両方を目的に応じて併用するのも現実的です。

まとめ:まずは"使う"を押さえ、必要なら環境ごと省く

ComfyUI での LoRA は、①models/loras に置く → ②Load LoRA を配線する → ③strength を 0.6〜0.8 で調整する の 3 ステップで使えます。キャラや画風を、ベースモデルを変えずに上乗せできるのが強みです。自作(作り方)まで踏み込むなら学習ツールと GPU が必要になりますが、まずは配布 LoRA の使い方を手に馴染ませるのが上達の王道です。

一方で、環境構築や GPU の準備そのものを省きたいなら、ブラウザ完結の選択肢もあります。ComfyStudio なら登録するだけで 100 クレジット無料(カード不要)、1 クレジット = 1 円で標準画像は 4cr(約 4 円) から。ローカルで LoRA を組む前の"腕試し"にも、日々の量産にも使えます。気になった方は /signup から無料の 100 クレジットで試してみてください。

よくある質問

ComfyUIでLoRAはどこに入れればいいですか?
ComfyUI 本体フォルダの models/loras ディレクトリに .safetensors ファイルを置きます。置いたあとは ComfyUI を再起動するか、ブラウザのメニューから Refresh すると、Load LoRA ノードのプルダウンに表示されます。ファイル名は日本語や記号を避け、半角英数字にしておくとトラブルが減ります。
LoRAの強度(strength)はどれくらいが適切ですか?
一般的な目安は 0.6〜0.8 です。1.0 に近づけるほど LoRA の特徴が強く出ますが、上げすぎると絵が破綻したり色が濁ったりします。逆に 0.3 前後まで下げると特徴は薄くなります。model 側と clip 側の strength を別々に指定できるので、まず両方 0.7 前後から始めて、狙った作風になるよう 0.1 刻みで調整するのが実用的です。
LoRAは自分で作れますか?
作れます。10〜30枚程度の学習用画像を用意し、kohya_ss などの学習ツールで追加学習(ファインチューニング)すると、キャラや画風の LoRA を自作できます。ただし GPU メモリを多く使い、学習に時間もかかるため、まずは配布されている LoRA を使い方から覚えるのがおすすめです。
LoRAを入れたのに Load LoRA のプルダウンに出てきません。
多くはリフレッシュ忘れです。models/loras に置いたあと、ComfyUI を再起動するかメニューの Refresh を実行してください。それでも出ない場合は、置いた階層(別のフォルダに入れていないか)と拡張子(.safetensors か)、ファイル名に日本語・記号が混じっていないかを確認します。
LoRAはどのベースモデルでも使えますか?
いいえ。LoRA は学習元のベースモデル系統に合わせて作られています。SDXL 系の LoRA は SDXL 系ベースと、FLUX 系は FLUX 系ベースと組み合わせるのが基本です。系統が合わないと効かなかったり破綻したりします。配布元の説明で対応ベースを確認してください。
複数のLoRAを同時に使えますか?
使えます。Load LoRA ノードを直列に繋ぎ、それぞれの strength を調整します。ただし効果が競合して絵が濁ることがあるため、各 LoRA の強度をやや下げて(例:0.5 前後)バランスを取るのがコツです。
LoRAファイルはどこでダウンロードできますか?
配布サイトから入手します。代表的なのは Civitai(コミュニティ中心の配布サイト。対応ベースモデル・サンプル画像・トリガーワードの例まで載っていることが多い)と Hugging Face(モデルハブ)です。ダウンロード前に、対応ベースモデル(SDXL系/FLUX系など)と、商用利用するなら配布ページのライセンス欄(Civitaiなら「Commercial Use」)を必ず確認してください。
strengthを上げても、LoRAの効果がほとんど出ません。
トリガーワードの入れ忘れが最も多い原因です。多くの LoRA は、プロンプトに特定の単語(トリガーワード)を入れないと特徴が発動しない、または弱くしか出ません。配布ページのサンプルプロンプト欄で使われている単語を確認し、プロンプトに追加してから strength を調整し直してください。
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