ブログ一覧

ComfyUI inpaintのやり方:画像の一部だけ描き直す

2026年8月20日9 分で読める

ComfyUI inpaintのやり方:画像の一部だけ描き直す

ComfyUI inpaint のやり方:画像の一部だけ描き直す

「全体はいい感じなのに、手だけ崩れている」「顔の一部に違和感が残る」「背景の余計なものを消したい」——AI で画像を作っていると、一部だけ直したい場面が必ず出てきます。作り直すたびに構図や雰囲気まで変わってしまうと、いつまでも完成しません。そこで使うのが inpaint(インペイント=部分修正) です。

inpaint は、マスクで指定した範囲だけを再生成し、それ以外のピクセルはそのまま残す手法です。この記事では、ComfyUI での inpaint の考え方を基礎から整理し、手・顔・背景・不要物の直し方を具体的に解説します。さらに「ComfyUI をわざわざ構築したくない」人向けに、ブラウザ完結の ComfyStudio で inpaint(31cr=約31円)を使う実践手順もまとめました。

結論を先に:直したい箇所だけをマスクし、denoise(再生成の強さ)を中程度から調整する——これが inpaint の9割です。まず手元の1枚で試したい人は、環境構築なしで使える ComfyStudio の無料100クレジット(カード不要) から始めるのが最短です。

結論|inpaint は「マスク × denoise」で決まる

細かいノード構成に入る前に、inpaint の成否を決める要素は実質2つだけ、と押さえてください。

  • マスク(どこを直すか):直したい範囲を塗る。狭すぎると継ぎ目が不自然になり、広すぎると余計な部分まで変わる。対象より少し広め+境界をぼかすのが基本。
  • denoise(どれだけ描き直すか):0 に近いほど元画像を残し、1 に近いほど大胆に描き替える。小さな修正は 0.3〜0.5、大きく作り替えるなら 0.6〜0.8 が目安。

この2つを対象に合わせて調整するだけで、多くの「一部だけ直したい」は解決します。逆に言えば、うまくいかないときは「マスクの広さ」か「denoise の強さ」のどちらかがズレているだけ、と切り分けられます。

まずは無料で試してみるカード不要・100クレジット無料
このスタイルで無料でつくる

そもそも inpaint とは?img2img との違い

inpaint と img2img は「元画像を土台に描き直す」点で似ていますが、変化する範囲が決定的に違います。

  • img2img:画像全体を denoise 強度に応じて変化させる。雰囲気ごと作り変えたいときに向くが、狙った箇所以外まで変わりやすい。
  • inpaint:マスクした範囲だけを再生成し、他は保持する。手・顔・不要物など「ピンポイントで直したい」ときの正解。

つまり「全体のテイストを変えたい」なら img2img、「この部分だけ直したい」なら inpaint、という使い分けです。ComfyUI ではどちらもノードを組んで実現でき、ComfyStudio では inpaint ワークフロー(31cr)としてブラウザから使えます。

ComfyUI での inpaint 基本ワークフロー

ComfyUI(オープンソースの ComfyUI 本体、2026年時点)で inpaint を組むときの最小構成は、おおむね次の流れです。

  1. 画像を読み込む(Load Image)。修正したい元画像を入力する。
  2. マスクを作る。Load Image のマスクエディタ、または専用ノードで、直したい範囲を塗る。
  3. VAE Encode (for Inpainting) でマスク情報付きの latent に変換する。
  4. KSampler で denoise を設定して再生成する。ここで denoise 値を対象に合わせて調整する。
  5. VAE Decode → Save Image で書き出す。

ノードの配線自体は難しくありませんが、実際にはモデルの準備・依存関係・マスクエディタの操作でつまずきやすいのが正直なところです。ComfyUI の基本的な組み方から知りたい場合は ComfyUIの基本ワークフローの作り方 を先に読むと、inpaint の位置づけが理解しやすくなります。

「ノードを組むのが面倒」「まず結果だけ見たい」という人は、次章のブラウザ完結(ComfyStudio)から入るのが手早いです。

環境構築なしで試す|ComfyStudio の inpaint(31cr)

ComfyStudio は、ComfyUI を自分で構築せずブラウザだけで使えるサービスです。部分修正は、inpaint(マスクで塗った範囲だけを描き直す)ワークフロー(31cr=約31円)で実践できます。手順はシンプルです。

  1. 直したい画像をアップロードする。
  2. 変えたい箇所を意識しながら、「何をどう直すか」をプロンプトで指定する(例:「右手の指を自然な5本に」「背景の看板を消す」)。
  3. denoise(変化の強さ)を調整して生成する。まずは中程度から始め、足りなければ強める。
  4. 気に入らなければプロンプトや強度を変えて再試行する。1回31crなので、無料100クレジットの範囲で3回ほど試せます。

1クレジット=1円なので、inpaint の1回が31円とコストが読みやすいのが利点です。登録時の無料100クレジットなら、inpaint を3回ほど試せる計算になります(カード不要)。ブラウザ完結なので、GPU も環境構築も要りません。

部位別の直し方|手・顔・背景・不要物

inpaint は対象によってコツが少し変わります。代表的な4パターンを押さえておきましょう。

  • 手・指の崩れ:崩れている手の周囲を少し広めにマスクし、プロンプトで指の本数・向きを補足。一発で決まりにくいので denoise 0.4〜0.6 で数回試す。手の崩れ全般の対処は AIイラストの手・指の崩れを直す方法 が詳しいです。
  • 顔・表情の違和感:顔全体ではなく気になる部位(目・口など)を局所的にマスクすると、顔立ちを保ったまま直せる。denoise は控えめ(0.3〜0.5)から。
  • 背景の描き直し:背景だけをマスクして denoise を高め(0.6〜0.8)に。人物のエッジを巻き込まないよう、境界は人物側に食い込みすぎないよう塗る。
  • 不要物の消し込み:消したい物をマスクし、「背景を自然に補完」する方向のプロンプトで再生成。周囲のテクスチャに馴染ませるのがポイント。

いずれも共通するのは、「対象より少し広めにマスク」「denoise は小さめから上げる」という進め方です。

inpaint の設定早見表|用途別の目安

用途ごとの「マスクの広さ」と「denoise の強さ」の目安を一覧にしました。あくまで出発点で、結果を見て微調整してください。

直したい対象マスクの広さdenoise の目安補足プロンプトの例
手・指の崩れ手の周囲を広め0.4〜0.6自然な5本指・正しい向き
顔の一部(目・口)部位を局所的に0.3〜0.5表情・目線を自然に
背景の描き直し背景を大きく0.6〜0.8望む背景の情景
不要物の消し込み対象を少し広め0.5〜0.7背景を自然に補完
質感・小さな傷の修正ごく狭く0.2〜0.4元の質感を維持

「大きく作り変えたい=denoise を上げる・マスクを広く」「元をなるべく残したい=denoise を下げる・マスクを狭く」という関係を覚えておくと、迷いません。仕上げに解像度を上げたいときは、AI画像の高画質化・アップスケール と組み合わせると効果的です。

まとめ|まずは1枚で「マスク × denoise」を体感しよう

inpaint(部分修正)は、直したい箇所だけをマスクし、denoise で描き直しの強さを調整する——この2軸さえ掴めば、手・顔・背景・不要物のほとんどはピンポイントで直せます。作り直すたびに全体が変わってしまうストレスから解放され、完成までの距離がぐっと縮まります。

ComfyUI 本体でノードを組むのが本格派の道ですが、「まず結果を見たい」「環境構築に時間をかけたくない」なら、ブラウザ完結の ComfyStudio で inpaint(31cr=約31円)から始めるのが手軽です。登録だけで100クレジット無料・カード不要なので、手元の気になる1枚で直し具合を試してみてください。

無料登録で100クレジットを受け取る(カード不要) → 直したい画像をアップロードして、マスクと denoise を触るところから inpaint を体感しましょう。

よくある質問

inpaint と img2img は何が違いますか?
どちらも元画像を土台に描き直す点は同じですが、inpaint は「マスクで指定した範囲だけ」を再生成し、それ以外のピクセルは保持します。img2img は画像全体を denoise 強度に応じて変化させるため、狙った箇所以外まで変わりがちです。手や顔など一部だけ直したいときは inpaint(マスク指定)が正解です。ComfyStudio の inpaint(31cr)は、マスクで塗った範囲だけを描き直すワークフローです。
手の指が増える・崩れるのを inpaint で直せますか?
直せます。崩れている手の周りだけをマスクし、指の本数や向きをプロンプトで補足して再生成するのが定番です。一発で決まらないことも多いので、マスク範囲を少し広め・denoise を中程度から調整して数回試すのがコツ。手の崩れ全般の対処は「AIイラストの手・指の崩れを直す」の記事も参考にしてください。
環境構築なしで inpaint を試せますか?
はい。ComfyUI 本体を自分の PC に構築しなくても、ComfyStudio ならブラウザ上の inpaint(31cr=約31円)で部分修正を試せます。登録で 100 クレジット無料・カード不要なので、まず手元の 1 枚で直し具合を確かめられます。
inpaint の継ぎ目が不自然になります。どうすれば?
マスクが狭すぎるか、境界がくっきりしすぎている可能性が高いです。マスクを少し広げ、境界をぼかすと馴染みやすくなります。それでも浮くときは denoise を少し下げて、元画像の色や質感を多めに残してください。
何度やっても手がうまく直りません。
手は AI が最も苦手とする部位です。マスク範囲・denoise を変えつつ複数回試すのが前提と考えてください。プロンプトで「5本の指」「自然な手の形」と明示するのも有効です。手専用の対処は AIイラストの手・指の崩れを直す方法 にまとめています。
実在の人物写真の一部を差し替えてもいいですか?
ComfyStudio は実在人物の肖像生成・加工は不可(SFW 特化)です。オリジナルのイラストやキャラクター画像の部分修正にご利用ください。
Start Free
まずは無料で試してみる

登録だけで 100 クレジット (約 25 枚分)が無料配布。クレジットカードの登録は不要、いつでも解約できます。

関連記事