
歌ってみたMVをAIで作る手順と費用
「歌は録れた。でも動画に載せる絵がない」——歌ってみた・ボカロ投稿でいちばん詰まるのがここです。イラストを外注すれば待ち時間と費用がかかり、静止画1枚のまま上げると再生画面が寂しい。この記事では、MV用イラストをAIで生成し(標準4クレジット=約4円)、その1枚絵を image-to-video でループ映像にして、編集ソフトで音源と合わせるまでを、通しの手順として説明します。
結論から。作業は3ステップです。①テキストから MV 用の1枚絵を生成(4cr〜)→②その画像を動画ワークフローに渡してループ素材化→③編集ソフトで音源・歌詞テロップと合成。①は登録時にもらえる無料100クレジットの範囲で約25枚試せます。②の動画生成だけはクレジット消費が大きく、数十〜数百crと幅があるため、必ず生成画面の表示で実額を確認してから実行してください。
ステップ1|MV用の1枚絵をつくる(4cr/約4円)
まず主役になるキービジュアルを1枚決めます。標準の文章→画像生成は 1枚4クレジット=約4円。1クレジット=1円なので暗算が要りません。無料100crなら標準画像で約25枚試せる計算です。
MV用の絵は、アイコン用の立ち絵と違って「引き・余白・情報量」が肝心です。歌詞テロップやアーティスト名が乗るので、画面の片側を意図的に空けておくと編集が楽になります。
| 狙い | プロンプトに足す要素 |
|---|---|
| 歌詞を乗せる余白 | 引きの構図、片側に空、キャラを画面端に寄せる |
| ループ向きの動き | 風になびく髪、揺れるカーテン、降る雪や花びら |
| 曲の温度感 | 夕暮れ/夜の街/逆光/モノトーン |
| 使い回せる横長 | 16:9 の横長で生成する |
曲を聴きながら3〜5枚出して、いちばん「音に合う」ものを選ぶのがコツです。仕上げにこだわりたい1枚だけ上位モデル(例: Seedream 4.5・18cr)に切り替え、軽く数を撃つときは標準の FLUX.2(4cr)で画風をプロンプトに書く、といった使い分けもできます。プロンプトの組み立ては アニメAIイラストのプロンプト書き方 が実用的です。
ステップ2|1枚絵を動かす(image-to-video)
選んだ画像をそのまま image-to-video のワークフローに渡すと、髪や光、背景の粒子がゆっくり動く数秒の映像になります。ゼロから動画を生成するのと違って、すでに気に入っている絵の雰囲気を保ったまま動かせるのが、MV素材として決定的に扱いやすいポイントです。
指示は欲張らないのが鉄則です。「カメラをゆっくり寄せる」「髪が風で揺れる」程度の単一の動きに絞ると破綻しません。人物を大きく動かそうとすると顔が崩れやすく、クレジットを無駄にします。
出来上がった数秒のクリップは、編集ソフト側でループさせて曲の尺いっぱいまで伸ばします。継ぎ目を目立たせないループの作り方は ループ動画をAIで作る に、1枚絵を動かす操作そのものは 1枚のイラストをAIで動かす方法 にまとめています。
クレジットは必ず生成画面で確認する
動画は ComfyStudio のなかで最もクレジットを使う処理です。使うモデル(Wan2.2 / Kling / Hunyuan / LTX / Seedance など)と尺で 数十〜数百cr と大きく変わるため、この記事では金額を断定しません。ワークフローを選んだ時点で生成画面に消費クレジットが表示されるので、実行前にその数字を見る——これが唯一の正しい見積もり方法です。1cr=1円なので、表示がそのまま円になります。事前に総額を試算したい人は AI動画生成の費用シミュレーション をどうぞ。
ステップ3|音源とテロップを合成する
映像素材が揃ったら、あとは手持ちの編集ソフト(無料のものでも十分)で仕上げます。
- 音源を配置し、イントロ/Aメロ/サビで区切りを打つ
- ループクリップを敷き詰め、サビだけ別カット(別の1枚絵から作った映像)に切り替える
- 歌詞テロップとクレジット表記を、ステップ1で空けておいた余白に置く
- サビ頭でわずかにズーム、間奏で明度を落とす、など最小限の演出を足す
カットは2〜3種類あれば十分MVとして成立します。全編を別々の映像で埋める必要はありません。動画生成のクレジットを抑えるうえでも、「サビ用の勝負カット1本+通常ループ1〜2本」という配分が現実的です。
外注と比べてどう考えるか
MVイラストの外注は、絵柄の指名ができ、細かい修正にも応えてもらえるという強みがあります。一方で費用と納期は依頼先によって大きく変わるため、ここで相場を断定するのは避けます。ただし構造としてはこう整理できます。
| AIで自作 | 外注 | |
|---|---|---|
| 着手までの時間 | 登録して数分 | 打診・見積り・スケジュール調整 |
| 1枚あたりの試行 | 標準4cr(約4円)で何度でも | 修正回数に制限があることが多い |
| 動画化 | 同じ画面で image-to-video | 別途アニメーション依頼が必要 |
| 絵柄の指名 | プロンプトで近づける | 作家の絵柄そのものが手に入る |
「まず1本出して反応を見たい」段階はAI、勝負曲は外注、という併用がいちばん無駄がありません。無料100クレジットの範囲でステップ1を丸ごと試せるので、判断材料は先に手に入ります。
まずは1枚絵から
MV制作でいちばん重い工程は「絵がない」状態を抜けることです。標準画像は4cr=約4円、登録するだけで100クレジット(標準画像で約25枚ぶん)が無料、クレジットカードも不要です。まず数枚出して、音に合う1枚を見つけるところから始めてください。
無料登録して100クレジットでMV用イラストを作る → 気に入った1枚を image-to-video に渡す、が最短ルートです。
- 1枚絵を動かす手順:1枚のイラストをAIで動かす方法
- 継ぎ目のないループ:ループ動画をAIで作る
- 費用の見積もり:AI動画生成の費用シミュレーション


